親御さんの運転に不安を感じた際の、川口市の主な相談窓口と、そこで受けられるアドバイスの概要です。
1. 主な相談窓口
目的に応じて、いくつかの相談先があります。
| 相談窓口の種類 | 具体的な場所・連絡先 | こんな時に相談 |
| 警察(運転免許に関する専門窓口) | 埼玉県警察 高齢運転者相談窓口電話: 0570-02-5489 (ナビダイヤル)川口警察署 / 武南警察署(交通課) | ・運転能力や認知機能に客観的な不安がある・免許返納の具体的な手続きを知りたい・運転適性相談を受けたい |
| 地域包括支援センター | お住まいの地区を担当するセンター川口市内に多数設置されています。(例:中央、横曽根、神根など)市のウェブサイトで担当地区を確認できます。 | ・誰に相談していいか分からない最初のステップとして・親との話し合いの進め方に悩んでいる・運転以外の生活面も含めて総合的に相談したい |
| 川口市役所 | 交通安全対策課電話: 048-259-9003 (対策係) | ・市が実施している免許返納者への支援制度について詳しく知りたい |
2. 受けられるアドバイスの内容
相談窓口では、以下のような具体的なアドバイスや情報提供が受けられます。
① 運転の適性に関する客観的な相談
警察の相談窓口では、年齢による身体能力や認知機能の変化と運転への影響について、専門的なアドバイスがもらえます。75歳以上の方が免許更新時に受ける「認知機能検査」の内容や判断基準についても教えてもらえます。
② 運転免許の自主返納の手続きについて
免許を自主的に返納する際の手続きについて、詳しく説明してくれます。返納と同時に申請できる**「運転経歴証明書」**は、公的な身分証明書として生涯利用できるため、多くの方が利用しています。
③ 免許返納後の生活サポート(シルバー・サポーター制度)
埼玉県では、免許を返納した高齢者を支援する**「シルバー・サポーター制度」**があります。
- 内容: 「運転経歴証明書」を提示することで、協賛しているバスやタクシーの運賃割引、デパートやお店での割引など、様々な特典が受けられます。
- メリット: 「車がなくなると生活が不便になる」という親御さんの不安を和らげるための具体的な代替案として提示できます。川口市役所や警察で、市内の協賛店リストなど詳しい情報を得られます。
④ 車に代わる移動手段の情報
地域包括支援センターや市役所では、コミュニティバスのルートや時間、高齢者向けのタクシー利用助成など、車に頼らない生活を送るための移動手段に関する情報を提供してくれます。
⑤ ご家族としての関わり方・話し合いの進め方
特に地域包括支援センターは、高齢者の生活全般に関する相談のプロです。運転というデリケートな問題について、「どのように親に切り出せばいいか」「本人のプライドを傷つけずに話し合うにはどうすればいいか」といった、ご家族の悩みに対しても親身に相談に乗ってくれます。
まずはご家族だけで相談窓口へ連絡し、情報を集めてから親御さんとお話しするのがお勧めです。





