親戚の方から譲り受けた軽自動車の名義変更を、ご自身で行うための手順と必要書類のガイドです。足立区から川口市への変更は、管轄が変わるためナンバープレートの変更も伴います。
1. 手続きの場所
新しい使用の本拠の位置(川口市)を管轄する軽自動車検査協会で手続きを行います。
- 名称: 軽自動車検査協会 埼玉事務所
- 所在地: 〒362-0055 埼玉県上尾市大字平方領々家字前505番地1
- 電話番号: 050-3816-3110
- 業務時間: 平日の午前8時45分~11時45分、午後1時~4時
- ※土日祝日・年末年始は休みです。
- ※月末は混雑が予想されます。時間に余裕を持って行くことをお勧めします。

2. 必要書類
事前に準備が必要なものと、当日窓口で入手するものです。
A. 親戚の方(前の所有者)に用意してもらうもの
- 自動車検査証(車検証)の原本
- 必ず原本が必要です。コピーは不可です。
- 申請依頼書
- 前の所有者の方の認印が押されたもの。
- 様式は軽自動車検査協会のウェブサイトからダウンロードできます。事前に渡しておくとスムーズです。
B. ご自身(新しい所有者)で用意するもの
- 住民票の写し(マイナンバーが記載されていないもの)
- 発行後3ヶ月以内のもの。
- 印鑑登録証明書でも代用可能です。
- 認印
- 申請書などに押印します。シャチハタは不可です。
- ナンバープレート
- 現在ついている足立ナンバーの前後2枚。
- 手続き当日に車から取り外して持参します。プラスドライバーと、固い場合はマイナスドライバーやレンチがあると便利です。
C. 当日、窓口で入手・記入するもの
- 自動車検査証記入申請書(軽第1号様式)
- 窓口で入手し、見本を見ながら記入します。
- 軽自動車税(種別割)申告書
- 名義変更に伴い、納税義務者を変更するための書類です。
- 軽自動車税(環境性能割)申告書
- 車の年式や取得価額によって税金がかかる場合がありますが、無償譲渡の場合はかからないことが多いです。

3. 手続きの流れ(当日の動き)
- 軽自動車検査協会へ行く
- 名義変更する車に乗って行き、到着したらナンバープレート(前後2枚)を外します。
- 書類の作成
- 協会内の窓口で申請書や申告書一式をもらい、記入見本を見ながら作成します。不明な点は窓口の担当者に質問できます。
- 書類の提出
- 準備した書類(AとB)と、記入した書類(C)をまとめて窓口に提出します。
- 新しい車検証の交付
- 書類に不備がなければ、名前がご自身のものになった新しい車検証が交付されます。内容に間違いがないか確認しましょう。
- 税金の申告
- 隣接する県税事務所の窓口に、軽自動車税の申告書と新しい車検証を提出します。
- ナンバープレートの購入
- ナンバープレート交付窓口で、新しいナンバープレート(川口ナンバー)を購入します。
- ナンバープレートの取り付け
- 購入したナンバープレートを車に取り付けます。封印(普通車と違い、ネジで留めるだけ)を係員が確認します。
- 手続き完了
- 以上で名義変更手続きは完了です。

4. 費用
- 申請手数料: 無料
- 住民票の発行手数料: 約300円
- ナンバープレート代: 約1,500円
合計で約2,000円程度が目安です。
5. 注意点
- 自賠責保険の名義変更: 車の名義変更とは別に、保険会社で自賠責保険の契約者名義変更も忘れずに行いましょう。
- 任意保険の変更: 任意保険に加入している場合、車両情報(ナンバープレートなど)の変更手続きが必要です。事前に保険代理店や保険会社に連絡しておきましょう。
