2026年2月6日〜2026年2月12日の落札ランキング、トップは、またもや平成25年式、トヨタのアクア、Sグレード

圧倒的な強さ、13年落ち「国民的ハイブリッド車」

2026年2月6日から2月12日までの直近1週間における中古車落札ランキングが集計されました。数ある車種の中で見事1位に輝いたのは、またもや平成25年式(2013年式)のトヨタ「アクア」、グレードは「S」です。

新車発売から13年が経過してもなお、中古車市場で圧倒的な流通量を誇るアクア。今回の集計期間中だけでも、圧倒的な台数の入札・成約が確認されました。なぜこれほどまでに平成25年式のアクアが動いているのか、市場の動きと具体的な買取相場について解説します。

平成25年式アクア(NHP10)とはどんな車か

平成23年(2011年)のデビュー以来、日本の道路事情にマッチした「5ナンバーサイズのコンパクトハイブリッド」として爆発的なヒットを記録したのがアクアです。今回ランキングトップとなった平成25年式は、初期型にあたります。

主なスペックと特徴

  • 圧倒的な燃費性能:当時のJC08モード燃費で35.4km/L(一部グレードを除く)を達成。世界トップクラスの低燃費性能が最大の武器です。
  • 取り回しの良さ:プリウスよりも一回り小さい全長3,995mmのボディは、狭い路地や駐車場でも扱いやすく、老若男女問わず支持されました。
  • 低重心設計:ハイブリッドバッテリーを後部座席下に配置することで低重心化を実現し、キビキビとした走りが楽しめます。

発売当時は、納車まで数ヶ月待ちが当たり前となる社会現象を巻き起こしました。その頃に大量に販売された車両が、13年目の車検タイミングなどを機に中古車市場へ還流しており、豊富な在庫が相場を形成しています。

落札データから見る市場の動向

今回参照したオークションデータ(2026年2月6日〜12日)を分析すると、興味深い傾向が見えてきました。

国内需要と輸出需要のバランス

今回の取引総数73件の内訳を見ると、以下のような比率となっています。

  • 国内小売向け(想定):約62%
  • 輸出向け(想定):約38%

通常、10年以上経過した車両は国内需要が激減するものですが、アクアに関しては依然として6割以上が国内向けとして取引されています。「手頃な価格で乗れる足車」としての需要や、営業車としての底堅いニーズがあることが伺えます。

一方で、約4割が海外輸出向けと推測される動きを見せています。日本のハイブリッド車は、バッテリーの耐久性や部品の供給体制への信頼から、モンゴルやスリランカ、カリブ海諸国など、多くの中古車輸出先で人気があります。この「輸出需要」が、過走行車や低年地車の価格を下支えしている重要な要因です。

買取相場の算出と傾向

添付された相場資料および大手中古車検索サイト(カーセンサー、グーネット等)の販売価格、および業者間オークションの落札結果を突き合わせ、中間マージン(陸送費、出品料、成約料、店舗利益、整備費等)を差し引いた、個人の方向けの「買取相場」を算出しました。

評価のポイント

平成25年式のアクアSグレードにおける査定額は、以下の要素で大きく変動します。

  • 走行距離の壁
  • 5万km未満:高値安定。新車のような扱いを受ける個体もあり、プレミアがつきます。
  • 10万km前後:ボリュームゾーンです。実用車として適正な価格がつきます。
  • 15万km以上:国内需要が弱まり、輸出相場に依存します。それでも値段がつかないことは稀です。
  • ボディカラー
  • パールホワイト(082)やブラック(209)は鉄板の人気色で、数万円のプラス査定が見込めます。
  • シルバーや暖色系は、標準的な相場となります。
  • 内装の状態
  • 「Sグレード」は実用グレードのため、営業利用などで内装が荒れているケースが見受けられます。シートの汚れやハンドルの擦れが少ない個体は評価が高まります。

現在の買取相場推計

実際のデータを見ると、過走行(20万km超え)の車両でも、オークションでは17万円〜20万円前後で落札されているケースが散見されます。これは輸出需要による底値と考えられます。一方で、走行距離4万km台の極上車は50万円を超える価格で落札されるケースもありました。

これらから経費を差し引いた、お客様の手取りとなる買取金額は、かなり幅広くなります。

  • 過走行・並程度:輸出需要が支えるため、廃車価格にはならず、数万円〜10万円台が確保できます。
  • 平均的状態:10万km〜13万km程度であれば、国内再販・輸出の双方が狙えるため、安定した金額提示が可能です。
  • 低走行・極上車:5万km以下の個体は「希少車」として扱われ、強気の買取価格が期待できます。

総評

13年落ちのアクアは、「古くても値段がつく」優等生です。特にハイブリッドバッテリーやABSアクチュエーターなどの機関系に不具合がなければ、期待以上の価格になる可能性があります。売却を検討されている方は、国内需要と輸出需要の両方を見越した査定に出すことをお勧めします。

予想買取相場:7万円~38万円

買取相場に関するご注意

この記事に記載されている買取相場は、特定のデータや市場動向に基づき算出されたあくまで参考値(推計)であり、その金額での買取を保証するものでは一切ありません。

実際の車両の買取価格は、以下のような多くの要因によって大きく変動します。

車両の状態: 走行距離、年式、ボディカラー、内外装の傷や汚れ、修復歴の有無

オプション・装備: メーカーオプション、ディーラーオプション、社外パーツの有無

市場の需要: 中古車市場における当該モデルの人気や在庫状況、季節的要因

査定業者: 買取業者ごとの査定基準や販売ルートの違い

正確な現在の買取価格をお知りになりたい場合は、この記事の情報を鵜呑みにせず、必ず複数の買取専門業者に直接ご相談の上、実車を査定してもらってください。


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