ここ川口市でも、先日の激烈な寒波で水道が凍りました。
水の出るラインではなく、お湯の出るラインが、蛇口をひねっても水流がありません。
今シーズンは、1月の寒さは格別でした。
そしてついに、クルマのバッテリーが上がっていました。
何かをつけっぱなしにしたわけではなく、数日エンジンをかけなかったのと、ふだん買い物ぐらいにしか使わないので、どうやらこういう使い方をすると、バッテリーが上がりやすくなるらしいです。
JAFのレスキューを呼びしました。
私はJAFに加盟しています。住いとJAFの基地が徒歩圏の距離なので、親しみをもっていました。
アプリからコールすると、コールセンターの女性が、親切なご案内をしてくれます。
いまけっこう混んでいるとのことでしたが、1時間ほどして隊員の方がきてくれました。
「この時期バッテリー上りで呼ばれることが圧倒的に多いですね」
と、隊員の方はおっしゃっています。
実は、充電型のジャンプスターターをもっていたので、ためしてみたのですが、購入後数年経って、こちらもバッテリー劣化で使いものになりません。
バッテリー上りぐらいでJAFを呼ぶのも気が引けると感じていたのですが、少し気持が楽になりました。
というわけで、めったにないかもしれませんが、厳冬の朝、出かけようとしたらバッテリー上り、これはちょっとした絶望感に襲われます。大げさですけど。
とにかく慌てず、どう対処するか?あまりクルマを動かさない人は、厳冬のいまの時期どんなことに注意しておくべきか?
そんなことをまとめてみました。
10秒に1件、JAFが呼ばれている現実
まずは、どれくらい多くの人がこのトラブルに遭っているのかを見てみましょう。
JAFが発表した2023年度のデータでは、救援理由の圧倒的1位が「バッテリー上がり」でした。その数は年間で約73万5000件、全体の3分の1以上(34.8%)を占めています。
これが冬場になるとさらに急増します。
直近の年末年始(2024年末〜2025年始)のデータでは、JAFの出動件数は約8万2000件。計算すると、なんと約10秒に1件のペースで誰かが助けを求めていることになります。
冬の朝、エンジンがかからないのはあなただけではありません。日本中で一斉に起きています。だからこそ、電話しても「到着まで2時間待ちです」と言われることも珍しくないかもしれません。
寒い車内で、暖房もつかないまま何時間も待つのは、お体にとっても辛いものです。
なぜ「冬」にバッテリーは弱るのでしょうか
なぜ、寒くなると急にエンジンがかからなくなるのでしょうか。理由は大きく2つあります。
1. バッテリー自身の力が落ちる
自動車のバッテリーは、中に入っている液体の化学反応で電気を作っています。人間と同じで、寒すぎると動きが鈍くなってしまうのです。
メーカーのデータによると、暖い時(25℃)の力を100%とすると、0℃では約80%まで力が落ちてしまいます。これがマイナス20℃のような極寒の朝だと50%、つまり半分の力しか出せなくなります。
2. エンジンオイルが硬くなる
一方で、エンジン側も寒さに弱くなります。エンジンの中に入っているオイル(潤滑油)は、冷えると水飴のようにドロドロに硬くなります。
エンジンを回すのに普段以上の大きな力が必要になるため、バッテリーには夏場以上の負担がかかってしまうのです。
「バッテリーは弱っているのに、必要な力は増える」。このバランスが崩れた時、プスンと沈黙してしまうのです。
「週末の買い物だけ」という方は要注意
特に注意が必要なのは、毎日通勤で使う方よりも、「週末に近所のスーパーに行くだけ」「たまに病院に行くだけ」という乗り方をしている方です。
「乗っていないから電気は減らない」と思われがちですが、実は逆です。
クルマは動かしていなくても、時計やカーナビの記憶、防犯装置などのために、少しずつ電気を使っています(これを「暗電流」と呼びます)。
人間で言えば、寝ている間も基礎代謝でエネルギーを使っているようなものです。
さらに最近のクルマは「アイドリングストップ」や「衝突防止センサー」など電気を使う装備が多く、バッテリーへの負担は昔のクルマより大きくなっています。
新品のバッテリーでも、1ヶ月ほど全く乗らないでいると、エンジンがかからなくなることがあります。もし3年以上使っている古いバッテリーなら、寒い朝、一晩で寿命を迎えてしまうことも珍しくありません。
「アイドリングで充電」はあまり意味がありません
では、どうすればよいのでしょうか。
「心配だから、週末にエンジンをかけて、駐車場で10分ほどアイドリングしておこう」
こう考える方が多いのですが、実はこれはあまり効果がありません。むしろ逆効果になることもあります。
アイドリング(止まったままエンジンを回す状態)では、発電機の回転が遅く、作られる電気がとても少ないのです。エンジンをかける時に使った大きな電気を、アイドリングの微々たる発電で取り戻すには、かなりの時間がかかってしまいます。
バッテリーを元気にする一番の方法は、やはり「走ること」です。 目安として、「週に一度、30分以上」はドライブしてください。ある程度のスピードで走り続けることで、初めてバッテリーにしっかりと電気が貯まります。「ちょっとそこまで」の往復だけでは、バッテリーはなかなか満タンになりません。
5000円で買える「安心」をトランクへ
どれだけ気をつけていても、バッテリーの寿命は突然やってきます。最近の高性能バッテリーは、「昨日まで元気だったのに、今朝急にダメになった」という突然死が多いのです。
もしもの時、誰にも迷惑をかけず、すぐに解決する方法が一つあります。
「ジャンプスターター」という道具を一つ持っておくことです。
これは、スマホのモバイルバッテリーを少し大きくしたような機械です。Amazonやホームセンターなどで、5000円〜1万円程度で手に入ります。
使い方はとても簡単です。ボンネットを開けて、赤い線をプラスに、黒い線をマイナスに挟むだけ。機械が苦手な主婦の方や、ご年配の方でも3分あればエンジンをかけられます。
これさえあれば、寒い中で救援を待つ必要も、ご近所さんに頭を下げて助けてもらう必要もありません。「お守り」として一つ車に積んでおくと、心の余裕が違います。
備えあれば憂いなし
- 週に一度は30分以上、しっかりとクルマを走らせてあげましょう。
- 3年以上使ったバッテリーは、本格的な冬が来る前に交換しておきましょう。
- 「ジャンプスターター」をトランクに積んでおくと安心です。
厳冬の朝のトラブルは、誰にでも起こりうるものです。
「まさか自分が」と慌てる前に、ちょっとした知識と道具で備えておく。それが、冬を快適に、そして安全に過ごすための知恵です。
あなたとクルマ@川口をもっと見る
購読すると最新の投稿がメールで送信されます。




